予防歯科

なってから治すのではなく、ならないための予防歯科(PMTC)

なってから治すのではなく、ならないための予防歯科(PMTC)「予防歯科」という言葉をご存知ですか?北欧などでは、歯科医院は予防のために通うところです。日本ではまだまだ「歯科医院は痛くなってから通うところ」と思っている方が多いのではないでしょうか。
昔歯科医院で痛い思いをしたから歯科医院にはあまり行きたくない…
そう言われる方が多いですが、予防歯科はそんな「痛い思い」をしないために、歯が悪くならずずっと健康でいるための方法です。

CureからCareへ。(治療から予防へ)

事前にお口の中のリスクを軽減し定期的にケアすれば、ずっと健康な歯でいられる可能性がぐっと高くなります。
当クリニックでは予防専用ルームをご用意しています。疲れたときにマッサージにでも行くような気持ちで、歯のケアに通ってみませんか?

歯ブラシだけでは歯の汚れを落としにくい!?

虫歯や歯周病の原因となる歯の汚れ、以前は歯磨きで取れる「歯垢(プラーク)」と、歯垢が固まって器械を使わないと取れない「歯石」の2つがあると考えられていました。 しかし、最近ではそれらが歯の表面に定着するのは、その中間の「成熟したプラーク=バイオフィルム」が存在しているからだと分かりました。
歯の表面や歯と歯ぐきの間などに汚れが溜まると、それを栄養にして細菌の塊群が付着します。これが「バイオフィルム」です。

歯ブラシだけでは歯の汚れを落としにくい!? 多種多様の細菌が複雑に絡み合って強力にくっつき、しかも細菌が分泌する多糖体に守られているので、歯磨きや抗菌剤・消毒剤では取り除けません。
これを除去するのが衛生士による「PMTC」です。

プロによるお口の掃除:PMTC

プロによるお口の掃除:PMTC20年程前に虫歯、歯周病の予防管理を目的として北欧でシステム化された歯のクリーニング方法です。

毎日すみずみまで磨いているつもりでも、歯と歯の隙間の磨き残し部分や歯ブラシが届きにくいところには頑固な汚れ(バイオフィルム)を蓄積させてしまいます。そうしてできたバイオフィルムを、特別な訓練を受けた歯科衛生士が、専用の器具とフッ化物入りペーストを用いて、歯の周囲にいる細菌の塊を完全に取り除きます。

PMTCの内容

STEP1:歯石・歯垢除去

歯ブラシでは落とせない歯と歯の隙間の歯石や細菌が増殖している所を専用の器具で除去します。

STEP2:着色除去

タバコやお茶などによって歯と歯の隙間や粗ぞうな歯の表面に付着してしまった着色を粉末のジェットパウダーで完全にお取りします。

STEP3:歯面研磨

患者様のお口に合わせた薬剤のペーストと歯科専用のチップ数種類を使用して、歯を磨きます。
歯の表面だけではなく、歯と歯の隙間などまで、丁寧に徹底的にきれいにします。それによってプラーク(歯垢)の再付着を防止します。

STEP4:ポケット洗浄

必要に応じて、歯周ポケットに洗浄液を注入することによって歯周病の原因となる細菌の増殖を防ぎ、歯肉の炎症を鎮め、健康な細胞を活性化することにより引き締まった健康的な歯肉へ改善していきます。

STEP5:フッ素塗布

虫歯の予防・知覚過敏の予防になります。 

PMTCの効果について

歯周疾患の改善

歯肉の下のプラーク(歯垢)を完全に除去し、歯肉炎の症状を改善します。

虫歯予防

バイオフィルム(歯の表面の汚染物質)を破壊し、プラーク(歯垢)の再付着を防ぎ、虫歯を予防します。

審美性の効果

歯の着色を除去し、光沢のある白い歯に回復します。

歯質の強化

フッ素入りペーストを用いることで歯の表面の再石灰化を促進し、虫歯に抵抗が強い歯をつくります。

歯のトリートメント

PMTC終了後は着色がなく、とても綺麗で非常に良い歯の状態になっています。
しかし、本来のご自分の歯の表面が過度の生活により、輝きを失い粗ぞうな面であれば短期間で再着色し、またバイオフィルムが定着しやすい環境にあります。
そこで、粗ぞうな面にできたミクロの傷に対して、ナノ粒子のハイドロキシアパタイトでケアします。薬用ハイドロキシアパタイトは、歯の表面(エナメル質)とほとんど同じ成分ですので、とても馴染みが良くエナメル質の一部になってくれます。
このようにトリートメントを受ける事で、歯の表面が滑沢になり、輝く白い歯に回復できます。

定期健診の重要性

細菌バイオフィルムの増殖をコントロールし、口腔内細菌が定着しにくい環境に変化させ、その状態を維持することで、虫歯や歯周病は未然に防げます。そのためには、このようなPMTCが非常に効果的です。

もちろん、ご家庭でのセルフケア(歯磨き)が何といっても基本であることは言うまでもありません。

歯の健康を維持するためには、歯磨き(セルフケア)とPMTC(プロのケア)のバランスが上手にとれていることが大切です。今、お使いの歯磨剤や歯ブラシも、患者様の口腔内に合ったものをお伝えしますので、お気軽にご相談ください。

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