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2022.01.16

不正咬合の原因とは?

山手歯科クリニックです。
本日は不正咬合の原因についてお話しします。

 

『①遺伝』
髪の毛や目の色、顔の特徴や体質が遺伝するのと同じく、噛み合わせや歯並び、骨格が遺伝し、不正咬合の先天的原因になることがあります。
特に遺伝の影響を受けやすい症状は、反対咬合(はんたいこうごう)、いわゆる、受け口です。

また、親の歯の生える本数が遺伝することもあるため、空隙歯列(くうげきしれつ)も遺伝しやすい不正咬合の1つです。
ただし大人になるまでに不正咬合が治らないケースでは、後天的原因を考える必要があります。

 

『②悪癖』
不正咬合の原因になるクセには、指しゃぶり、頬杖、舌先で前歯を押すといったものがあります。
舌先で前歯を押すクセや指しゃぶりは、上顎前突(じょうがくぜんとつ)になりやすく、頬杖は、交叉咬合(こうさこうごう)になりやすくなってしまいます。
子供の骨格はちょっとしたクセでも歪みやすい状態のため、注意が必要です。

 

『③口呼吸』
普通舌は上顎についていて、その吸い付く力で広げられています。
口呼吸の習慣は、常に口を開け、舌が上顎に吸い付かない状態になるため、上顎が広がっていきません。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)を引き起こすこともあるため、注意する必要があります。

また、口呼吸は口腔内の乾燥を引き起こし、唾液の分泌を抑制してしまいます。
唾液には抗菌効果があるため、分泌が少なくなると虫歯になりやすくなり、結果的に歯並びを悪くするなど口腔内に悪影響を与えます。

 

『④虫歯、歯周病』
「乳歯は永久歯に生え変わるから、虫歯になっても大丈夫じゃないの?」と思われる方も多いですが、これは、大きな間違いです。
小さな子供の乳歯の虫歯は、その後の不正咬合の原因になることがあります。
乳歯が虫歯になると、その後に生えるはずの永久歯にも影響が出ます。永久歯が虫歯になりやすくなったり、変な位置や方向に生えてしまう可能性もあります。

 

『⑤生活習慣』
不正咬合の原因の1つに、顎の骨の未発達が考えられます。
近年の日本の食事は欧米化が進み、柔らかいものばかりを食べることが日常化しています。
そういった食生活を続けていると、噛む回数が減り、顎が小さいまま成長できず、叢生になりやすくなります。
また、同じ歯を使ってばかりの食事も歯並びを悪くする原因になります。

 

本日は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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『山手歯科クリニック』
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